TOTO浴室タッチスイッチ式シャワーの修理　シャワーだけが出ない　その２　開閉バルブ交換

 TOTO浴室タッチスイッチ式シャワーの修理　シャワーだけが出ない　その1 からの続きです。

水道の元栓は必ず閉めてから！

ボタンユニット下のビス2個を外します。

この辺りにある止水栓2箇所を閉めようと思いましたが、マイナスネジの止水栓が見えません！

なんで？　

止水栓どこやねん？

＊操作パネルの下にある30cm四方位の白いカバーを外せば中に止水栓がありそうな感じですが（多分）、カバー下が綺麗にコーキングされているので外すのはやめておきます。

屋外にある元栓を閉めているので大丈夫だと思い作業を進めます。

下部パネルを外してスイッチ下にあるビス2本を外せば、ボタンユニットがスポンと簡単に抜けて楽勝のはずでしたが・・・

手でグイグイ引っ張っても固くて固くて無理、下部は5mmほど動くのに抜けそうで抜けない！

力技で引っ張るとバキッと割れるかも？

＊外してみましたが、このハンドルは外す必要はありませんでした。

左右と上部のパネルを外さないとダメなのかと思い、ハンドルを外し上部の白いパネルのネジを全部外しましたが、鏡が邪魔で上部パネルが外せないそして鏡の外し方が判らない。

上部パネルの上から覗くとスィッチ上部にはステンレスのカバーがあり上からはアクセス出来ません。

やはり展開図の通りビス2本で止まっており、ボタンユニットの裏側の何処かが爪で引っかかっている様で、下部にマイナスドライバーを突っ込んで割らないように丁寧にグイグイ格闘すること10数分。

ボタンユニットが少し浮き上がり手で引っ張るとパカッと外れました。

↑この4本の爪、メチャメチャ硬く刺さってます！

取れた！　下部に４本の爪がありました。

構造を知っている業者さんならチョィと簡単に外すであろうボタンユニットでも、素人なので爪位置がわからず、4本の爪がガッチリ止まっているので手で引っ張った位では外れません。

汗だくになりながら苦労して外したボタンユニット。

裏側の構造を見れば爪がメチャメチャ硬く刺さっているだけのパネルで、爪の位置に気を付ければ壊すことはなさそうな感じ。

＊これを壊すとプラスチックで出来たこの部品だけで定価２万程します。

ボタンユニットが外れれば、交換する開閉バルブが現れるので後はメチャ大きな真鍮製30mmのナットを外せば良いだけ。

水周りなのでメチャメチャ硬く締まってそうな大きなナットですが、短いモンキーでも軽い力でクルッと回るので簡単です。

＊部品が直ぐに手に入らず応急処置なら、カラン側バルブをシャワー側にと左右を入れ替えれば取り敢えずシャワーだけは使えます。

取り付け方向に注意！

＊必ず止水栓を閉めてから外さないと、某水廻り修理CMのようにとんでもない事になります。風呂場なので濡れてもいいけど...

開閉バルブの取り付けには方向があると記載があったので、虫眼鏡でよく見ると”ウエ”という文字がありました。

施工説明書にある様にマイナスドライバーを差し込んで抜こうとしましたが、溝がパキッと割れて取れなくなりそうなので、プライヤーで挟んで少しずつグイグイしながら引き抜きました。

取り付け前に故障品と新しい物を比べると、中は分かりませんが見た目はほぼ同じ。

開閉バルブを抜くのは大変でしたが、取り付けは簡単で”ウエ”と書いた方を上にして、Oリングにシリコングリスを少量塗ってグイグイと押し込んで、何処までも締まっていきそうな30mmのナットをスパナで締めてから、スイッチを押すとシャワー側の水が出たので、ボタンユニットと下部パネルを取り付けて完成！