今回久しぶりのギボシ端子の取り付け。
1.電線にファストン端子(ギボシ端子)を付けようとラジオペンチで曲げてみましたが・・・
かしめ部分が被覆部分に刺さってないので引っ張ると電線が簡単に抜けます。
2.ペンチでかしめてみましたが・・・
引っ張ると電線がスッと抜けます。
3.マーベルの圧着工具で出来ないかと爪を丸めてかしめると・・・
専用品ではないので綺麗なハート形には潰れずペチャンコ、芯線が細いので電線をグイッと引っ張ると見事に抜けます。
ギボシ端子にはやはりセット物に付いてくる簡易なものでも、ハート形にかしめられる電工ペンチがないとダメです。
電工ペンチでググるとお手軽DIY用ワンコイン物から2万程するプロ仕様の高級品まで色々あります。
安物買いのなんとかは嫌なのでAmazonで評判の良さそうなフジ矢の電工ペンチFA106に決定。
いつものヨドバシ.comでポチッと。
初めて買ったフジ矢の工具。マーベル、エビ印は知っていますが、フジ矢というメーカーは知りませんでした。
昭和世代には”ふじや”といえばペコちゃんポコちゃんでお馴染みミルキー等、お菓子の”不二家”が一番に思い浮かびます。
あらゆる場面に使えて万能らしいです。
このワイヤーストリッパーは専用品ではないので、電線を凹みに合わせるのが大変ですが、電線が綺麗に穴にハマれば(ずれると芯線が数本切れます)簡単に被覆を剥くことが出来ます。
2千円以下なのに回転部の取り付けガタもなく、噛み合わせの精度もなかなか良いです。
ずいぶん前に買った黄色いグリップのマーベルの圧着工具と比べてみました。
リングスリーブを圧着するなら専用品でないとダメですが、FA106はその名の通り一応なんでも圧着は出来ます(注:リングスリーブ専用ではないのでリングスリーブに圧着マークはつきません)。
FA106はファストン端子(ギボシ端子)と裸圧着端子の両方使え簡単な造りですが、かしめ部分の工作精度はかなり良いと思います。
電線の部分も被覆部分も綺麗なハート形にかしめられています。
ラジオペンチを使って手で曲げたのとは食い込み方が全然違います (^▽^;)
アース端子用も作りましたが、こちらは電線が0.75sqと少し太いので被覆を綺麗にかしめています。
これなら引っ張っても電線が抜ける事もないです。
個体差かもしれませんが、どうしても被覆部分は一番外側にある凹みを使うので、ほんの少し噛み合わせがズレます。
ラジオペンチで爪を折りながらかしめていくのとは大違いで本当に綺麗に出来ます。
◯:端子とセット物やワンコインのものよりは精度は良く、長く使えそうです。
ワイヤーストリッパーも溝に合えばちゃんと使えます。
ギボシ端子を大量にかしめるには芯線と被覆を同時に圧着してくれるドイツ製圧着工具PEW9.50等が便利そうですが(高くて買えない)、個人で年に数回DIYで使う程度ならコスパがいいのでこれで十分です。
△:この価格なので端子を保持するラチェット機構等がなく、最初に端子の位置をズレないように綺麗に合わせるのがちょっと面倒です。
では、また来週 (^-^)/~~
*あくまで個人の感想です。
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