アイロン給水タンクのパッキンが外れた 二番手は20年物ナショナルやねん

2024年8月26日月曜日

家電製品

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ある日一番手パナソニックアイロン”パナはん”でアイロンをかけようとタンクに水を入れたら... 

”なんやねんこれ?”

タンクの中にパックマンのような部品が転がっています。

スチーム穴の詰まりの原因になるタンク内のカルシウム成分をパクパク食べてくれる”目詰まり防止部品”でしょうか?

↓手入れしないオーブンレンジだとこんな感じで詰まります。

パナソニック・ビストロのスチームが出ないので分解掃除した

それとも給水タンクの中の部品が外れた?

タンクはどうみても分解修理できるような構造ではなく、もし給水タンクAssy交換だったらメチャ高そう...

*これはパックマンと呼ぼう。

タンクをシャカシャカとシェイクして取り出したパックマンみたいなゴム。

”どこに付いとったんや?”

パナソニックのHPを確認すると水を注ぐタンクのパカパカ開く口元のパッキンで、このパッキンが外れる事は偶にあるらしく、吸水口タンクAssyはもう少し出せばアイロン本体が買えそうな¥4,000程と高い!

傾けた時に時々水漏れしていたのはこのパッキンが外れていたせいです。

タンクの水を捨てる時に気が付かずに排水口に流してしまいそうですが、なくす前に気づいてよかった。

こんなボタン程の小さなゴムのパッキンが¥330程と高く、割ってしまう事もありそうな給水口フタ(パッキン付きはブラックしか見つからなかったけど)だと¥440程で手に入るようです。

パッキンはキチキチなので簡単に取れるようには見えませんが、爪楊枝で抉ると簡単に外せます。

フタを見るとただパッキンをギュッと押し込んであるだけで(現行品は改善されています、と思う、多分、きっと、そう願いたい)フタ部分の内周にパッキンの引っかかる溝や出っ張りがないので、スチームの使用で本体が高温になったり、給水時に開け閉めした時に力が加わりポロッと外れてタンクの中に落ちるみたいです。

¥330もするパックマンを無くすと面倒なので、外れないように接着剤でガッチリ止めようと思ったらフタに空気取り入れ用の小さな穴があり(知らなんだ)、パッキン全周をピッチリ接着してしまうとタンク内が真空になりスチームが出なくなるようなので、あえて接着してないみたいです。

外れさえしなければいいので、いつものセメダインスーパーXでチョンチョンとスチームに影響がないように2点接着しておきます。

*真似しないで!同じ事を真似してなんかあっても自己責任でお願いします。

これでもう外れる事はないと思う。
接着後パッキンがタンク内に落ちる事もなく問題なくスチームは出ています。
パッキンが外れる事があるので、タンクの水を捨てる時はタンク内にパッキンが転がっていないか、フタにパッキンが付いているか確認しましょう。

蓋部分が気になったので、ほぼパナラーになる前に買った、まだ現役の古い二番手コードレスアイロンの水タンクの蓋を確認すると、パックマンは一番手とは違い大きな口ですが同じようなパッキンが付いており、こちらは購入以来何百回もパカパカしていますが一度も外れてません。

電源スタンドの裏を見ると懐かしいナショナル製の20年物でした!
銭単位でコストカットされた中国製でも(アイロンに日本製はないと思うけど)頑張るねん!
これは”ナショはん”と呼ぼう。

↓これが最後のナショナルだと思っていたら

まだあった我が家最後の”ナショナル”、メチャメチャ古いけど、頑張り屋さんやねん!
我が家で時々遭遇する”そろそろ買い換えなはれタイマー”非搭載の為でしょうか?冷蔵庫より長持ち、我が家で一番のご長寿家電製品です。

↓実家の長老には負けている

2004年製なのでもうかれこれ20年も使ってますが、スチーム穴のメンテなんて一度もした事もなく、毎回フルパワー”高”モード”で高温に晒されているのに壊れません。
当たりだったのか?
他の家電製品に比べて使用頻度が少ないにしても20年壊れずナショナル当時の製品は丈夫みたいですが、すべての家電製品がこんなに長持ちしたらメーカー潰れそうです。

当時”ナショナル”は長いので”ナショ”と呼んでいました、”パナソニック電工(旧松下電工)”は”電工”、”パナソニック”は”パナ”と呼んでます。
ちなみにMビシは”ミツ”、Fジツは”フジ”、Sャープは”シャー”とは呼びません。

剥げとるやん!

アイロンにとって一番大事な裏面は、20年の歴史を感じるハゲハゲで、スチーム穴が5個と最近の物と比べると少ない。

20年も使うと裏面のコーティングがかなり剥がれて滑りが悪くなっていますが、熱くなると滑りがそこそこ良くなりまだスチームも出て、最近のモデルよりメチャメチャ軽く使いやすいく、多分設計上の使用期間はとっくに過ぎてますが、故障原因で一番多い温度ヒューズが壊れるまで頑張れ!

裏面ピカピカの”パナはん”はこれでもかというくらい全周に穴が開いてます。

今は無くなってしまった洗濯機の”愛妻号”とは違い、”ナショはん”は”軽熱号”とかの漢字にしなかったのが良かったのか?この20年前からあった”Caruru”が、一番手アイロン”パナはん”に今も使われています。
ただ違うのは、いくつかのバージョンアップを経てちょっと大きく太った”パナはん”が、”ナショはん”より手にズッシリくる位約200g重くなって”Caruru”だったのが”Omomo"なったところ。

見やすいのはどっちなん?

赤い一番手”パナはん”と黒い二番手”ナショはん”を比べてみると・・・おんなじやん!

購買層の広い家電製品でスイッチ周りが20年ほぼ同じデザインというのに驚きますが、買い替えても取説読まずに(読まなあかんけど)直ぐに使える伝統のデザイン。

上から見ると少しデザインの違いはあってもどちらも操作パネル、スチームボタンほぼ同じ見た目、ただ右の黒い方は20年物!
少しお漏らししますが、20年経ってもスイッチ操作が出来て、ゴム部品が使われているスチームのショットボタンがちゃんと使えるのが凄い!

でもよ〜く比べてみると・・・
”パナはんは、字がちいそうて年寄りには見にくおますな〜、わしはナショはんの方がよろしおますな〜”
という神様の声が遥か遠い空から聞こえてきそう。

本当はナショナル時代から受け継いだ伝統のダサい漢字ではなくMODE・OFF・L・M・Hとかにしたかった若手のデザイン優先なのか?
ナウでヤングな人には漢字を出来るだけ主張しないシュッとした”パナはん”が受けるのでしょうが、老眼には文字が大きくコントラストのある”ナショはん”の方がユーザーフレンドリーな気がします。

個人的にはデジカメやスマホのように持ち歩いて人に見せる物では無いので、20年前(いつからこのデザインかは知りませんが)にこの視力が衰えた人でも見易いユニバーサルデザイン(フォント&配色、濃いスモークじゃなく水の量が分かりやすいタンク)を考えたデザイナーの思いを継いで欲しかったです。

底面のコーティングがよく滑るようになったり、電源が自動で切れたり、スチームの量やスチーム穴が増えたり加熱時間が速くなっても、20年前の製品と殆ど変わらないデザインという事は、これがアイロンの完成形なのかもしれません。

個人的にはやっぱりアイロンはパナ(ナショ)なんやねん。
”パナはん”にも”ナショはん”の様に、”そろそろ買い換えなはれタイマー”が搭載されていない事を祈ります。


*あくまで個人の感想です。同じ事を真似してなんかあっても自己責任でお願いします。

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