印字がかすれるのでプリンタヘッド用クリーニング液を試してみた

2019年6月19日水曜日

なんでもDIY

t f B! P L
*同じ事を真似して症状を更に悪化させる可能性もありますので、自己責任でお願いします。

もう9年ほど使っているプリンター・エプソンEP-802Aで久しぶりに印刷しようとしたら・・・

マゼンタが少しと、黒がかなりかすれてます。

マゼンタのかすれはヘッドクリーニングで改善しそうなレベルですが、黒はかなり重症みたいであかんかも?


高いけど純正品を使っていたのに、印刷するのが年賀状がメインなので、使わなすぎがいけなかったようです。


"プリンター かすれる  DIY"でググると、ヘッドクリーニング液の入ったシリンジ(注射筒)でシュポシュポすると治ることもあるらしい。


早速ダメもとでヨドバシ.comでプリンタヘッドクリーニング液をポチッと。
これでダメなら諦めがつきます。


箱を開けると、シリコンチューブの付いたシリンジとアルコールのような洗浄液が入っています。
何がどう違うのか判りませんがエプソン用です。


昭和なオッサンはどうしても注射器といってしまうけど、針が付いてないのでシリンジと呼びます。

昔を思い出しました(そっちじゃないです)。

小学生の頃、青や緑のヒヨコ(黄色じゃなく、生まれて初めて見た色だったと思います、買った時は元気でも何故か数日で死んでしまいました)を売っていた学校の前の駄菓子屋で買った昆虫採集セット(今思うとかなり危険な針が付いていました)に入っていた注射器で、これと同じ青い液や赤い液を、蝉やバッタにチュウチュウしていました。

その思いを大切に頑張って勉強して、先に針が付いた仕事をしていれば。。。今話題の2,000万の心配もなかったのに、残念!

あの試算を見ると我が家は少なくとも3〜4,000万は必要(もうムリ)ですので、この作業でプリンターを直して少しでも支出を抑えねば。


取説によると2mlをシリンジに入れて、黒インクのノズル部分に差し込んで上下にシュコシュコするだけらしいのですが、・・・

”う、動かん!”

押すにも引くにも抵抗がありすぎて、説明書のように全くスムーズに動きません。

黒いインクがシリンジ内に滲んでくるような様子も全くなし。


これ以上力を入れるとチューブが抜けて、クリーニング液が飛び出しそうなくらいの力で上下しましたが、テストプリントすると使用前はかすれていたのに、今度は黒が全く出てません。

いらん事をして余計に悪化させてしまったかも?

圧力をかけたのでヘッドのノズルが詰まった?

壊してもうた?


そこでクリーニング液がチューブ内に入るのを期待して、このまま4時間ほど放置しますが、
黒以外のインクタンクが乾くと困るのでとりあえずセットしておきます。



インクの差し込み口にシリンジのチューブを差し込んでいる間に、経年劣化でカチカチ&テカテカになったローラーをアルコールを浸した綿棒で掃除しておきます。
個人的には、このローラーだけ部品購入できて、簡単に交換できるようにして欲しいですけど、絶対無理でしょうね。

4時間ほどチューブを挿してから、テストプリントしましたが、やはり黒は出ません。

シリンジを上下に動かしても、まだかなりの抵抗があるのでシリンジ作戦は諦めて、ググってみるとヘッドを分解されている方がいたので、ヘッドを外してクリーニング液で洗浄することにしました。

ヘッドを掃除してダメなら、新しいのを買うことにします。



電源を入れたらヘッドが動くので、すぐにコンセントを抜いてヘッドが見える位置にします。
*プリンタヘッドが待機位置にあるときに、無理やりヘッドを動かすと(キャップがある為硬くて動かないけど)壊れます。

ヘッドの状態を確認するのは簡単で、上部のネジ4本を外して持ち上げると、ヘッドが現れます。



肉眼で見るとヘッドは鏡のように綺麗で、傷などは確認できません。
もちろんインクを噴射する穴は小さすぎて肉眼では見えません。

黒インクが出る部分だけシリンジで圧力をかけて、クリーニング液を注入していた為、黒いインクが少し滲んでいます。

シリンジのポンプはシュポシュポ動かず、かなりの抵抗でしたが効果はあったような気がするけど・・・



ダメ元でクリーニング液を入れた適当な小皿(これをコーテマウンジャーに見つかったら大変)に3分ほどヘッドを浸しておいたら、ヘッドの四隅に付着していたインクの塊が溶けたようです。



ヘッド周りに付着した黒い塊や、糸くずのようなものが取れました。



テストプリントしようとすると、イエローが無くなり動かなくなりました。
*最近の機種と違いインクが一色でも無くなると印刷できません。

初めて買ったダイソー互換インクですが、¥200とは思えないオシャレなパッケージです。

治るかどうか判らないプリンターに高い純正インクを買うのは勿体無いので、急遽ダイソーで税別¥200のインクを買ってきてテストプリントしましたが、黒が全く出ません。


仕方がないので、最後の方法です。


本当はキムワイプを使いたいところですが、持ってないのでいつものショップタオルにアルコールを浸みこませて3分ほど置いておきます。


乗せた途端にドバーッとインクがかなり染み出してきましたので、1枚目を捨てます。



2枚目もすぐにインクが染み出しました。



3枚目もこんな感じ。


4枚目を見ると、インクの染み出しがゆっくりになり・・・


”ダイソーの¥200インクも頑張ってるんやから、高い純正黒出て来〜い!”


黒いラインが出ているような気がするので、これはいけるかも?

ヘッドを元に戻して、テストプリントをして見ると・・・


”あかん!”

黒が全く印字されてません。

インクがなくなるまでヘッドクリーニングしましたが、黒だけは全く出ませんでしたので・・・

壊れてます(きっと壊したと思います)。


メーカー修理するにも修理可能期間はとっくに過ぎてますし、修理代金(1万強)で新品の売れ筋プリンタが買えます。


クリーニング液とダイソー互換インク、買い置きの新品純正インク2本が無駄になりましたが、これで諦めがつきました。

古い機種ですが、今見てもコストのかかったしっかりした作りなのに、どう考えても本体が安すぎる(その代わりインクはめちゃ高い)というインク商法そのもののモデルで気に入っていたのですが、残念です。

買い替え決定です (T△T)


随分前から紙送りローラーの劣化により、用紙が2枚重なったり、年賀状を印刷するときは用紙トレイを少し持ち上げないと紙送りできないとか、調子がよくなかったのですが、9年程使いインク代を10万近く使ったかもしれませんが、殆ど年賀状くらいしか使わなかったので、よく持った方かもしれません。




・残念ながら今回は治りませんでしたが、このクリーニング液で治ればラッキー。
ダメ元で壊れていて、効果がなくても(テストに新品インクを使うとさらに出費が増えます)オッサンのお財布にも優しく、直ぐに諦めもつきます。

・年賀状印刷がメインで、月に数枚印刷するかどうか(印刷ゼロという月もあります)という、ヘッドが詰まりそうな使い方ですが、高い純正インクを使用していたせいなのか?今まで故障せずによく持ちました。


・ヘッドはとってもデリケートな部品なので分解することにより、さらに症状を悪化させる可能性があります。

・EP-802Aのようなインクからヘッドまで長いチューブで継ないでいるタイプで、印字状態がかなり悪い場合は、インク経路が詰まっている可能性が高く、シリンジでクリーニング液を注入したり吸引するのはかなり難しいです。

・今回のケースはシリンジを使用せずに、ヘッドだけ掃除した方が良かったかも?

・シリンジ使用でエアーを噛む可能性があるので、吸引だけした方が良かったかも?

・何度もクリーニングしていると今度は廃インクタンクが一杯(インクの溜まった量ではなく、クリーニング回数をカウントしているようで、一定量になると動かなくなります)というエラーの可能性があります。

廃タンク内の吸収剤は社外品やコットン等の物に自分で簡単に交換できますが、海外のサイトからエラーを消すためのソフトをダウンロードして実行するか、有料版を買ってエラーをリセットする必要がありちょっと面倒です。


本体下部の廃インクタンクを外して確認したところ、もうすぐ限界のような気がします。


*あくまで個人の感想です。

同じ事を真似して壊れても責任もてません、全て自己責任でお願いします。


今度はC社かそれとも同じE社か悩みます。











このブログを検索

月別記事

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

QooQ