このような介護に使う歩行車のレビューを書いているブログなんて見た事がないので、何かの参考になればと思い書いておきます。
親が夜中にトイレに行くのに転倒の恐れがあり,病院で使っていた歩行車をレンタルすることにしました。
レンタルするにはケアマネージャーに了解を取らないといけないのですが、ケアマネージャへの連絡は介護ショップがしてくれるので電話は1回で済み、介護ショップに電話して数日後、黒と緑2台の歩行車を持ってきてくれました。
両車とも車輪部分は全てシュリンク包装されているので気持ちがいいです。
両車とも車輪部分は全てシュリンク包装されているので気持ちがいいです。
歩行車ブラック(HB)アルコー1S:黒い折りたたみができるタイプ・・・使わないときは真ん中のPUSHボタンを押すと簡単に折りたためます。
どこかの病院で見た事があるような感じです。
どこかの病院で見た事があるような感じです。
・折りたたみ出来る分かなり重い。
・幅がHGのタイプより少し広い、狭い家では重要ポイント。
・見た目がメッキパイプに黒レザーの肘置きで、家庭で使うにはいかにもな”病院感”と、かなりの圧迫感があります。
・車輪がHGより少し小さいので段差で引っかかるときがある。
・車輪がHGより少し小さいので段差で引っかかるときがある。
歩行車グリーン(HG)トレウォークスリム:緑の折りたたみ出来ないタイプ・・・こんなの初めて見ました。
・押してみるとHBより少し軽そうです。
・見た目がライムグリーンで”病院感”がなく(大事なポイント)綺麗。
・HBに無い握りハンドルは便利。
・営業マン曰くこれが今一番人気のタイプだそうです。
・HBより前輪が大きいので少しの段差でも引っかからず移動しやすい。
・HBより前輪が大きいので少しの段差でも引っかからず移動しやすい。
HBもHGもレンタル料は¥400/月ですが、見た目の軽快感と軽いということでHGを借りることにしました。
このメーカーでは”トレウォークスリム”と呼ぶそうですが、つい”トイレウォーク”と呼んでしまいそうになります。
スリムなので標準車のトレウォークより幅が100mm狭いです。
買うと5〜7万するようですが、介護保険で¥400/月で借りる事ができます。
介護ショップには介護保険から¥4,000/月支払われるようです。
ん? NISSIN? バイクのブレーキで有名なホンダ系列の日信工業(株)?
ホンダ車でもちょっと良いのにならないと付いてこない NISSINのロゴが入ったキャリパー。
ブレーキはどこにもないみたいだけど?
ひょっとしてブレーキ内蔵ホイールか?
ググってみたら同じNISSINでも日進医療器(株)でした。
我が家のように非常にタイトなコーナーが連続する家では、後輪はフリーの方がドリフトするような感じで使い易いように思いますが、この辺りの設定は使用者のお好みで。
ボルトは簡単に回らないように(勝手に回さないように)締め付けには六角レンチが必要です。
納品時に車輪がシュリンクパックされていたので、レンタル商品で介護用品ということもあり利用者から引き上げてくる都度、本体はきれいに消毒して拭いて、使用に問題無くても、極端に痛みのひどい車輪は新品に交換しているのではないかと思います。
体を預けるだけなので対荷重は75kgになっています。
対荷重は十分な安全マージンを持たせており、体重75kgを超える人はそれほど多くは無いと思いますが、最近は色々と面倒なので、契約時に使用者の体重確認項目があるのかちょっと気になります。
ゲーム機のようなこのレバーを下げることで、簡単に肘受けパッドの高さを変えることが出来ます。
日本製トキコの専用?(車のリアゲートに付いているような感じです)ガスダンパーが付いてます。
このような介護用品はコストはあまり気にしなくてもいいように思うので、”機械感”のある黒ではなく、できれば本体と同じクリーム色か白色にして欲しかった。
安価で加工のしやすい鉄パイプで出来てます。
歩行器から乗り移る時にこのレバーを下げることにより2本の足が床について安定します。
この2本足で歩行車が動かないように出来ます。
深夜に一人、トイレまでドライブするので”ナイトライダー”か”ナイト400(¥400/月なので)"にしようと思いましたが・・・
これは、1秒でも速く飛ぶようにトイレに行けるという願いを込めて”エチェバリアTT号(発音しにくく入力しにくいですがエチェバリア乗りで検索してください)”と名付けました。
◯
・本体が12kgほどあり、車輪の回転もベアリングがないので適度に抵抗があり、トレウォークにあるオプションの抵抗器がなくても、軽すぎて前に行き過ぎるという事が少ないです。
・握りハンドルがあるので肘と手で本体を支える事が出来るので楽。
・本体色が病院感のあるメッキや黒でなく、男女共使用できる色目が良い。
・押すのに重すぎず軽すぎずちょうど良い感じです。
・前輪の径が大きいのでバスマットも乗り越える事ができます。
・レンタルなので購入するより経済的負担が小さく(1年借りても¥5,000程)、体の具合により使い易い歩行車(歩行器)に変更できます。
△
あかん、当たるやん!
・緩み止めナットを使ってはいるのですが・・・前輪を止めているボルトの頭が出ているので、樹脂製キャップが付いていても壁やドアに当たり傷がつきますので、改善していただきたい所です。
車輪のみの交換はできなくなるけど、ここはボルトじゃ無く横引シャッターの90歳になられる匠のように、トンテントンテンとリベットで止めてもらうと、出っ張らずにスッキリするのに (^○^)
レンタル品の為,コピーだと思われる取扱説明書。
・ほとんど読む人はいないような気がしますが、取扱説明書の文字が小さくて見難いです。高齢者じゃなくてもロウガンダーでも見やすいように、A4サイズの大きな文字にして欲しいです。
・介護ショップによりレンタルしている歩行車が違うので(介護ショップを変更しようとすると面倒)、好みの歩行車(歩行器)が借りれない場合があります。
開発費がたくさんありそうなパナソニックのエイジフリーが開発すればもっと使いやすくて、女性の意見も取り入れたお洒落なものが出来そうな気がしますが(本体価格が高くなり利用料もちょっと高くなりそうだけど、そもそも数が出そうにないので難しいかも)、各メーカーさんには頑張って欲しいです。
そんな介護ショップあるある
・お兄ちゃんがメチャクチャ親切・・・高齢者を相手にしており、ディサービス等での口コミは非常に大事です。
あそこ良かったよ〜 ふ〜ん。
あそこあかんわ〜
どこ?
なんで?
どないしたん?
ほんま〜
そらあかんわ〜
〇〇さんに教えたらなあかん
あんな△な△やねんて〜
いい話はジワジワとボディブローのように、悪い話(介友の間ではこっちの方が盛り上がるようです)は尾ひれ背びれに胸びれまで付いて一気に広まります。
対応が悪いと介友(カイトモ:介護の友達)や地域の事ならなんでも知っている高齢者ネットワークの間にすぐに広まり、小さな話が何人かに伝わる間に話が大きくなっていたりします。
特に病院は口コミで患者が激減したりします。
そんなわけで宣伝マンでもある高齢者&家族への対応はかなり神経を使っているように思います。
・若いお兄ちゃん・・・3Kの介護職は人気がないようですが、戦略上かどうかは知りませんが、この業界はなぜか利用者の孫のような年齢の若い人が多い。
若いお兄ちゃんが一生懸命してくれると、他にも注文してあげたくなります。
ショップとしては重い電動ベッドも組み立てられる、体力のある若い女性が今一番欲しい人材かもしれません。
*あくまで個人の感想です。
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