ママチャリのタイヤ交換 内装変速の後輪は面倒

2021年5月20日木曜日

なんでもDIY

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 いつも訪問させて頂いているOKU-TEC garageさんのブログを見ていたら、10年ほど使用しているのに一度もタイヤ交換していないママチャリのタイヤが気になり、手でグィッと摘んでみると、全周にわたりひび割れがすごいです。


遠目にみれば分からずチューブレスではないのでエアーは漏れませんが、これはもう交換した方が良さそうです。


前輪より荷重のかかる後輪のひび割れが醜いです。


新車時から装着している初めて知った”SAKURA”というタイヤブランドですが、10年程もったので十分”丈夫で長持ち”でしょう。

一度もパンクしていないチューブはまだ使えそうですが、¥500程と安いものなので一緒に交換します。


外したリムフラップを見ると、組み付け時にズレていたのか、スポークがギリギリ当たっている部分がありました。


古いリムフラップの厚みは約0.6mmと意外と薄いです。

タイヤを探すと前後2本セットにチューブとリムフラップ(リムに付けるゴムのベルト、テープタイプもあります)まで付いてなんと¥2,000程からありましたが、あと¥1,000程足すとグリップと転がり抵抗の少なそうなパターンのブリジストン製のタイヤが買えるので、長持ちタイヤのブリジストンにします。

個人的にはタイヤといえば思い出すのが ↓

古いスクーター のメンテナンスその2  古い小径タイヤ外しは超大変!

スクーターのタイヤを買ったヨドバシ.comでポチッと。


買った覚えのないメチャ大きな箱で届いたので、何がきたのかとビックリしました。


近所の買い物に丈夫で長持ちして欲しいからちゃんと買い。

ブリジストン製で”丈夫で長持ち”この言葉に惹かれました。

車のそこそこのグレードのブリジストンタイヤを4本交換するとそれなりのお値段ですが、これなら迷う事なく買えます。

車体はブリジストンではないですが、タイヤとサドルだけはブリジストンになりました。


信頼のIRCの肉厚1.2mmチューブと一緒に、リムテープより安かったリムフラップも買いました。ブリジストンタイヤ、IRCチューブ、無印リムフラップ計1台分が¥3,000弱と安いです。


用意するのはこれだけ+空気入れ、MTB用に買ったタイヤレバーは何処にしまったか分からないので、バイク用のタイヤレバー(左手と右足を駆使すれば1本あれば大丈夫)を使いますが、樹脂製の自転車用タイヤレバーを使った方が作業がし易いです。

前輪の15mmナットはモンキーで回せましたが、後輪の変速機側がモンキーで緩めようとしたら、ナメかけたので道具箱を探すと13mm,14mm,16mmはあるのに15mmという特殊なサイズだけは無かったので、急遽ホームセンターまで15mmコンビネーションレンチを買いに走りました。

ノーブランドの安いものもあったのですが、ちょっといい物をということで数百円高いTONEをチョイス。
これがあれば自転車のタイヤ交換し放題です。
*バイクや自動車では使う事のない15mmスパナは事前に用意しておいた方が作業がスムーズにできます。



タイヤを嵌めようとサイドを見ると、ママチャリタイヤにもROTATION(回転方向)があったとは知りませんでした。
回転方向を確認したつもりなのに、いつもボーッとしているので何故か反対に組んでしまいましたので、リムとタイヤにマジック等で印を入れておくと余計な手間が省けます。



以前の走る道を選ばないマルチパーパスタイヤ(オールシーズンタイヤ)と比べると、見た目はレインタイヤ寄りな感じ。
元のタイヤとはコンパウンドが違いグリップが良さそうで、斜めに溝が切ってあるので高速域での排水性能も期待できそうです。


外したタイヤと違い、今度のは中がツルツルしています。

分解は簡単でも同じ順番で元に戻すのが問題で、ついさっきのことも忘れてしまうオッサンなので、分解する前に泥除け、キャリア、スタンド、特殊なナットの順番を間違わない様にスマホで撮影しておきます。

タイヤの回転方向を確認して手で入れると片側は簡単にリムに入りますが、タイヤの説明書を見ると油やワックスは使用しないで下さいとある為、ビードワックスは使えないので滑りが悪く最後にタイヤをはめる時がちょっときついです。

*タイヤを足で押さえながらタイヤレバー1本で交換するのに必死で交換中の画像はありません。


あれ?

ナットの頭からボルトのねじ山が1mmも見えてないのはどないなん?

バイクや車ならアウトだと思いますが、3速全開で走る程のエンジンは持ち合わせてないので大丈夫でしょう(多分)。


↑この側面からしかアクセス出来ない固くしまったナットをモンキーで緩めようとすると、なめる可能性が非常に高いと思います(しっかり舐めてしまいました)。

分解時に真ん中のシフト用ワイヤー?ピン?がポロッと落ちた時は壊したと思い焦りました。

タイヤ交換後、ついさっきの記憶を頼りに(これが間違いの元)元通りにサクッと組んだらナットとワッシャの間に変な隙間が空いたので、スマホの画像をチェックすると、組み付けの順番が違い再度同じ様に組み立てました。

あって良かった”分解前の画像”。← 絶対撮っておいた方がいいです。自転車だと舐めてるとえらい目にあいます。

少し空気を入れたらタイヤの全周にわたりモミモミしてチューブが捻れたりしてないか確認してから、空気を入れますがチューブが新しいのですぐに空気が入りました。

最後に仮締めしたままきつく締めるのを忘れる事の多い、左右の15mmナットをもう一度締めて完成。


・タイヤが新しいのと、センター部の形状が以前と違うので走りが軽いです。
自動車で言うとゴツゴツしたタイヤから転がり抵抗の少ないAAタイヤに履き替えた様な感じがします。

・タイヤが新品で柔らかいので、ハンドルに伝わる振動が少なく乗り心地がいいです。

・ホワイトレターの”BRIDGESTON"が高級感があります。

・トレッドパターン?が千円程のタイヤの様にゴツゴツしておらず丸みを帯びているので、走行時タイヤからの騒音が気持ち減った様な気がします。

・ブリジストンLONGREADを前後お店で交換してもらうと、工賃込みでかなりかかりそうですが、部品代(タイヤ、チューブ、リムフラップ)¥3,000弱(コンビネーションレンチは含まず)で交換できました。

・タイヤに付属している説明書が解りやすいです。
ただ準備する道具はタイヤレバーとポンプだけでは交換出来ないです。

・車もバイクもそうですがタイヤが新しいと気持ちがいい(すぐに慣れてしまいますが)。

・内装変速付の後輪タイヤの交換は、ナットを外すのに手を入れ難い泥除けをずらしたり鍵を外したり、ブレーキを外したりと前輪と比べるとかなり面倒です。
初めてだったので前後タイヤ交換に1時間ほどかかりました。
自転車屋さんで後輪タイヤの交換工賃が高いのもうなづけます。

・内装変速機付の後輪には自転車しか使わないと思われる、15mmのスパナが必要です。
内装変速装置側のナットをモンキーで緩めるとなめる可能性が高いと思われます(当初モンキーで回しかけて頭を少しなめました)。

・1本千円しない安いタイヤに回転方向はないですが、回転方向のあるタイヤは取り付け方向に注意が必要です。前輪は回転方向を間違えて二度組みましたが、後輪の回転方向を間違えると泣きますので、組み付け時はよく確認しましょう。

・タイヤにチューブを挟まないよう(走るとポコンポコンするなと思ったら、リムとタイヤの間にバルブ周りのチューブを挟んでました)に注意が必要です。
バルブ周りがどうしても厚みがあり硬いので、気を付けないとタイヤに挟んでしまうようです。

・ママチャリ嘗めてました、当分内装変速の後輪タイヤの交換はやりたくないです。

・内装変速機の場合、タイヤを外す際に簡単にポロンと抜ける真ん中のシフトピンを無くさないように注意が必要です。

・自転車用タイヤレバーが無くて、バイク用タイヤレバー1本で左手と右足を駆使しながら普段使わない筋肉を使った為、タイヤ交換翌日に筋肉痛になりました。
安いものでいいので自転車用タイヤレバーで交換する方が絶対楽です。

・チェーン引きの調整目盛が解りづらく、アライメントが少しずれていますが自転車なので気にしない事にします。

*あくまで個人の感想です。







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