寝室の壁掛けTVの音を少し大きくすると低音のナレーションの音がモゴモゴ聞こえるような症状が気になり、外部スピーカーを考える事にしました。
今流行りのTVの上下に載せることができる軽いサウンドバーがお手軽で良さそう。
ヤマハのウーファーも付いたSR-C30Aが良さそうですが¥28,000ほどします。
スピーカー径が小さいので音圧はやはり10数センチあるスピーカーには叶わない。
サウンドバーの評価をYouTubeで見ると賛否両論。
置く場所があれば口径の大きなスピーカーの方が音がいいのは間違いない。
ググるとヤマハのNS-BP200が安くてコスパが評判良さそうでしたが実物を見ると刺さらず、床置きするわけにいかず高いスピーカースタンドも必要で場所をとります。
狭い寝室に置くのでできるだけコンパクトなスピーカーで考えると、昔流行った縦長のトールボーイスピーカーが気になりました。
新品は高くて買えないので物価高の影響でしょうか?結構賑わっている近所のハードオフ2店舗を巡回していると、ジャンクコーナーの片隅のエンドに地べたに置かれた10数年前に発売されたDENONのトールボーイ・ピアノブラック仕上げのスピーカーSC-T33SG ¥5,980を発見。
この大きさで1本10kgもあり木目模様モデルよりも後に発売された珍しいモデルです。
底面を気にする事なく地べたに置かれたジャンクで、この価格は廃エンドな為ちょっと高そうですが、気になりました。
10cmウーファー X 2, 2cmツィーター X 1と、コンパクトなコンポについているスピーカーと違いバナナプラグ対応、よくあるツィーターの凹みはなく気になるスピーカーのエッジは大丈夫そう、サランネットの破れは無いですが(見た目は気にするのでここは一番大事)、キャビネット表面の傷多く角に打痕傷あり、台座のMDFの禿げが数箇所あるのでジャンクになった様です。
アンプ等と違い電子部品はコンデンサーくらいしか無いので、多少古くてもスピーカーのエッジ交換くらいでまだまだ使えます。
最悪スピーカーを交換すればエンクロージャーは使えます。
値札には”音出ました”とありましたが、念の為店頭で音出しするとどのスピーカーからも音は出ているので(入力ソースがイマイチで店内も五月蝿く音質は分かりませんけど...なんかシャリシャリ聞こえました)、ベロベロに捲れた見た目はともかく取り敢えず動作はOKなので購入。
家庭の事情により初めて買った廃エンドなスピーカー。
ジャンクだけありベース部分の表面シートがベロンと数箇所めくれてMDFが見えています。
スピーカーは年数の割にまあまあ綺麗でウーファーのエッジもしっかりしています。。
YouTubeで観たスピーカーメンテで古いスピーカーの取付ネジはほぼ緩んでいるらしいので、前面の六角ネジを全て増し締めすると30度から45度ほど回りましたのでやる価値はありそうです。
音の違いを聞き分ける程の良い耳はしていないので効果はよく分かりませんが、見た目はバイワイヤリング対応で良さそう。金属プレートじゃなくワイヤーなのも良い。
ここにワイヤーが残っているという事は、前オーナーはバイワイヤリングしてなかったのでしょう。
先ずは台座の禿げた部分を目立たないようにパテとエアブラシで補修します。
個人的にはオーディオは音よりも、一番先に目に入る見た目が一番大事なので(個人の感想です)ここは綺麗にしておきたい所。
台座は4本のネジで止まっているだけなので簡単に外れました。
凹んだ部分をウッドパテとペーパーで平にしたあと、黒つや消し缶スプレーで塗ろうと思いましたが、節約の為百均の水性ペンキで塗ってみます。
久しぶりのエアブラシ。
化粧シートの表面なので扱いやすいアクリル絵の具を吹いてもいけそうですが、耐久性を考慮して水性ペンキにします。
コスパの良いダイソーの水性ペイント、黒だけだとテカるので、つや消し用に初めて買ったマットバーニッシュで上塗りしますが、どう見てもシャバシャバの白い水性ペイントにしか見えませんが大丈夫か?
ミッチャクロンは吹かずに、黒を吹き付けた上にマットバーニッシュを塗ると吹き付けすぎたのか?思いの外白くなったので再度黒を塗ると中々良いマットな感じに塗れました。
初めてにしては見れる出来上がり。
傷が多いキャビネットは研磨剤の細かい鏡面仕上げWAXで丁寧に磨くと、線傷も目立たなくなりピカピカになりました。
ラッカースプレーに比べて水性塗料なので塗装の表面硬度は弱そうですが、1m離れて見ればピアノブラックの表面の傷やコーナーの補修跡は気になりません。
誰が見ても恥ずかしく無い程度に綺麗になったと自画自賛。
スピーカーケーブルはAmazonベーシック 30mが一番が安く、30mも使いませんがバイワイヤリングするかもしれないので長めをポチッと。
ついでにレビューの多かった10個入り¥1,150と安いけどアルミ製で高級感のあるバナナプラグも買いました。
*レビューにあるように付属のマイナスドライバーは使えない。
先端のプラグとアルミの様なシルバーの持ち手部分間は、表面をアルマイト処理してあるのか?テスターで測ったところ導通はないので狭い所でちょっと接触してもショートせず大丈夫みたいです。
このタイプ簡単に接続出来るので今流行っている様なのですが、細いより線をネジで無理やり締め込んで固定する方法はどうなん? 個人的にはハンダ付けタイプの方が安心できそうな気がします。
アンプは以前Amazonで¥3,999で買った中華デジタルアンプがあったのでとりあえずこれを使います。
購入時は長期間放置されていたのか?低音が出ないシャリシャリした音でしたが、毎晩鳴らしているとエージング効果でしょうか?聞きやすい音になってきました。
◯
・古いスピーカーとはいえTV内蔵の小さな薄型楕円スピーカーとは雲泥の差、僅かな出費で聞き取りやすくなり低音も臨場感もupしました。
何かいい音源はないかと夜にYouTubeを探したらロック系の音はもう一つでしたが、何故か長谷川きよし氏の”別れのサンバ”が出てきたので聴いてみると、いい音で鳴ってギターはもちろんパーカッションに感動しました,スピーカーから1m前ならリビングの20cmウーファーに負けてないかも?
・住宅密集地の四畳半の寝室で聞くならこのサイズと、この安いアンプでも十分聴けます。
・よくある木目シートではなくピアノブラックの見た目が良い。
・素人には木目の古いスピーカによくあるキャビネットの剥がれは、木目が目立つ木目シートより,硬い塗装で黒一色のピアノブラックの方が補修がしやすい(目立たないと思う)。
・このスピーカーサイズにしてはまあまあ低音が出ます。
・銅が高騰している中でAmazonベーシックのスピーカーケーブル30mで¥2,063はそこそこ太くて安くお買い得。
・台座が220x250と小さく前にあまり出ないのでさほど邪魔にならない。
・経年劣化で角が剥がれてくる木目シートと違い、ピアノブラック塗装は剥がれる心配はないと思う。
・劇的に音が良くなったので、サブスクで映画やドラマを見るのが楽しみになりました。
△
・四畳半では十分な音量で鳴りますが転がしているアンプの見た目がショボい。もう少しマシなTVの下に置ける売れてるらしい超小型のAIYIMA(読み方が分かりません)のアンプが欲しくなりました。
・掃除の時にスピーカーを動かすのが面倒。
・狭い部屋が更に狭くなった。
・台座が小さく背が高いので南海トラフ地震が来たら倒れるかも?
震度7なら絶対倒れるでしょう、硬くて10kgもあるので側で寝るのは危険です。
・黒なので埃が目立ちます。
*あくまで個人の感想です。
ダイソーにコスパのいい水性ペンキを買いに行き選んでいると...
あれ、なんか軽いやん? 小さくなった?
色の種類は増えているので嬉しいですが、物価高騰の影響でいつの間にかステルス値上げにより内容量が80mlから50mlとメチャクチャ少なくなっており、以前と同じ容器を使う訳にもいかないので容器も小型化、マットバーニッシュは廃盤になってます。
百円を死守するため?に価格を¥160とか¥200にする訳にはいかないのでこうなるのでしょう。
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