明るい介護をめざしてはいますが現実は大変

2017年3月27日月曜日

日報

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今、社会問題になっている介護の問題ですが、関西の片隅でひっそり暮らす我が家にとっても避けて通れない問題です。。

介護部家庭内チーフとしてここまで育ててくれた親に対する子供の義務として、頑張ってはいるのですが、その事に本人が満足しているかは別問題です。

する方は”こんだけしてるのになんで判ってくれへんのん・・・”

される方は”頼んだ覚えなんか無いわ・・・”

度々この繰り返し。


大きな赤ちゃんになるかもしれない過程の上での人生最後の反抗期なんだと自分には言い聞かせている。


重宝している卓上発信器セット。 


気が付くと以前より随分小さくなった親がだんだんと弱っていく姿は見ていて辛いです。

どんどん背が縮んでいるようで視線が下がり、少しかがんで視線を合わさないといけなくなってます。

耳も遠くなりどうでも良い事は聞こえたりするのに、何故か自分に都合の悪い事は突然聞こえなくなる”都合悪い話キャンセリングイヤー”になることも度々。

未だ寝たきりや痴呆症じゃないのは幸いですが、怒りっぽくなったり我が強くなったりしてきて困る事も多々あり、長期に渡り介護されている方々は大変です。


スイッチの押し間違えそうな所にはテプラで作ったテープを貼り、床暖房のスイッチはどうしても間違えて押してしまうので、何かの家電品が入っていたポリ製ケースでカバーをして簡単に押せない様にしました。

高齢化社会に向けて住宅機器メーカーさんには押し間違えない様にボタンの色を変えれるとかの工夫が欲しいです。



大人がもたれてもびくともしない強度もあり、使わない時は折り畳めて便利なアームレスト。
本人が少しでも楽な様にトイレには手すりを付けていますが、一度右手奥にはまり込んでしまって出れなくなりそうな事がありました。


トイレにも発信器を取付。 

ここにもよく見える様にテプラで作ったひらがなシールを貼ってます。
これでも、本人が倒れたり痴呆症になると意味がありません。


廊下は人感センサーにより天井のランプが付きますが、トイレにはないので手軽に取付け出来るセンサーライトを手すりに付けました。



設定が簡単なネットワークカメラ

いつでも様子が判る様に部屋にはカメラを付けてます。

さすが、痒い所に手が届くメーカーだけあり”家中なんでもパナソニック(旧ナショナル)”になってきます。

このような製品の需要が増えてくると家電量販店に押されていた”町の電気屋さん”もこれからは”痒い所に手が届くサービス”でビジネスチャンスが増えそうな気がします。


食べこぼしもあるので充電式ハンディクリーナーは重宝します。




これから直面するであろう一番の問題は排泄。



どうしても臭いの問題は大きいです。
この脱臭機は24時間運転中。


いくら蒸れない、臭い軽減とか良いオムツが出来ても普通にトイレで排泄出来ないのは、やはり気持ちがいいものではありません。

惚けていなければ本人も辛いし、世話する家族も大変です。

誰でも避けては通れない道。

随分昔にオムツが取れたのに、これから又オムツをする大きな赤ちゃんの様になっていく日がやってきます。

昔読んだ”恍惚の人”が頭の隅をよぎりましたが、今は便利な器具やサービスが増えてるので楽になったとはいえ、世話をするのは家族なので、イライラすることや腹の立つ事もあります。

何十年も介護しているという人を見ると本当に偉いなと頭が下がります。


つい声を荒げたりすると、帰ってくる親の口癖は ”いつか、あんたも同じようになるんやで!”





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