壁にコンセントを増設しようと思い、コーナンプロで材料を買ってきました。
これだけ揃えても¥800程。
切り売りのVAケーブル、プレート付き3口コンセント、そして業界No.1のパナソニック製品が並ぶ中、陳列棚の上部にあり、上を見なければ気がつかなかった、”スゴワク”。
今回初めて買った”スゴ枠”。
電源分岐の為に取り外したコンセントには、随分昔から使われている石膏ボード用はさみ金具が付いています。
壁材に石膏ボードが使われ出した頃に出来たと思われますが、最初にこの形状を考えた人は偉いと思います。
下側のネジを止めるのに苦労することがあり、取り外す時に気をつけないと、壁裏に落として2度と取れなくなります。
こんなのがあったとは知りませんでした!
コーナンプロで初めて見つけて、どんなんものかと試しに買ってみました、建築金物のように見た目より安いし。
ここに来ると、1個数円のワッシャーから百円以下で買えるものが山ほどあるので、子供が駄菓子屋で興奮するように、オッサンは百均より興奮します \(^▽^)/
パナソニックでも未来工業でもなく、因幡電機産業の製品です。
両脇にこの爪があるので、穴の奥に落ちずにしっかり固定されます。
まずはこの壁に穴を開けますが、石膏ボードだけならカッターでも簡単に穴を開けることができますが・・・
この厚みなので、簡単に穴を開けるのも難しく、壁裏の状態も”下地探しどこ太”では無理です。
壁を補強の為にコンパネ2枚にして22mm程ある為、固くて穴を開けるのが大変で、ジグソーを使おうかと思いましたが、壁裏にCD管やVAケーブル、アンテナ線、スピーカーケーブル等がいろんな方向に伸びていて、電線を切ってしまいそうなので、ドリルで慎重に穴を開けてから、挽き廻しノコギリでゆっくり切り取りました。
切り口がドリルで開けているので、ガタガタで見た目が良くないですが、カバーをすれば見えません。
暗くて狭いところだとネジを付けるのに苦労するはさみ金具と違い、”スゴ枠”を穴に押し込むだけとめっちゃ簡単です。
下にあるコンセントまでチェーンを垂らして、VAケーブルを引き出します。
ついでにコンセントの下に、LANケーブル等を通す穴も追加。
コンセント裏にケーブル2本を差し込んで取り付けます。
まず1本ネジを取り付けて落ちないように、注意しながら取り付けるはさみ金具と違い、スゴ枠を穴に差し込むと、両脇の爪でガッチリ固定されて落ちません。
飛び出た両脇の棒をニッパーでカットします。
カバーを取り付けて出来上がり。
あの見るも無惨な切り口も判りません。
最後に電源は、床に近いこのコンセント裏の送り穴に差し込んで終了。
◯
・材料費わずか¥800程でコンセントの増設ができました。
・スゴ枠を穴に差し込むだけなので、取り付け簡単。
大量に取り付ける工事業者さんなら、作業効率アップになるので、これから採用されるケースが増えそうな気がします。
・スゴ枠は穴の奥に落ちない構造なので、はさみ枠のように誤って壁裏に落としてしまう事はありません。
・はさみ枠より高ければ買いませんが、戦略上?挟み込み金具とほぼ同じ税別¥68なのはありがたい。
・スゴ枠は樹脂製の為、はさみこみ金具より軽量で錆びません。
△
・一度取り付けると取り外すのは面倒で、取り外しての再利用は難しそう(安い物なので再利用しない方が良さそうです)。
・C字型で取り付け穴にある程度自由度がある挟み込み金具と違い、ほぼ縦方向の2点で挟む為、開口部が大きいと止められない場合があります。
・コンセントに使用する分には全く問題ありませんが、取り付け強度は挟み込み金具の方が強そうです。
乱暴に頻繁に抜き差しするようなところに使うには、ちょっと不安です。
取り付け場所が薄い石膏ボードだと、ボックスがないので大きな力が加わると、枠ごと取れそう(石膏ボードがもげそう)な気がします。
・オッサンのような素人が何も考えずに、壁にいきなりコンセントのような、大きな開口部を開けるのは危険です!
思わぬところにケーブル等の配管、桟や柱等(運悪くこれがあると取り付けできません、失敗した穴をリカバリー出来ないところだと、家族からの口撃が長期間続きます)があったりしますので、”下地探しどこ太”や”壁裏センサー”等で、よく確認してから穴を開けないと、大変なことになりますのでご注意下さい。
*コンセント取り付けには電気工事士の資格が必要です。
同じことを真似して、なにかあっても自己責任でお願いします。
*あくまで個人の感想です。
穴あけに苦労したので、マルチツールが欲しくなり買いました↓
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