木の根元からバッサリ切り落とすコピシング(coppicing)という方法があります。
初めて聞くコピシングという言葉ですが、根元から切り落とす事で木がびっくりして芽を出すらしい・・・
昔からよくある伸び過ぎたり、邪魔になったので根元から切り落とす(コピシングは上部50cmほど残すらしい)という作業ですが、枝を根元から数十センチ残して切るだけで”コピシング”となり、なにかプロフェッショナルな事をしている様に聞こえるから不思議。
コピシングを知っているだけで、この人ガーデニングに詳しい人と思われるかもしれません。
早速、”コピシング”しますが、葉を一枚も残さず切ったらきれいに根元まで枯れるかも?
樹形が乱れて汚かったので、ダメ元でとりあえずノコギリで切ってみます。
ギコッギコッギコッ・・・
あれっ? 地面から15cmほどしかない・・・どうも地面に近過ぎました。
もう少し地面から上の方で”コピシング”した方が良かったようです・・・
これは、”コピシング”というより、ただの”切り落とし”に見えなくもない。
ということでバッサリ切ると、翌日には切った断面が乾燥してヒビ割れしだしたので、このままでは切り口から雨や雑菌が入り枯れてしまうと思い、切断面を保護する為に木工ボンドを塗ろうと探したら、丁度手元にネジロックがあったので、どちらも酢酸ビニル系接着剤らしく、ネジロックは石油系溶剤が入っているのが気になりますが、とりあえず塗っておきました。
驚くべき生命力です、砂漠の緑化に使われるだけはあります。
葉っぱは一枚も無いのに、根はしっかり生きているので芽が出るようです。
根元で切ってから1ヶ月程すると切り株の周りからこんなに元気な芽が出てきました。
あまり期待していなかっただけに感激です。
大きくなり過ぎた木にはこの”コピシング”やってみる価値はあります。
*真似して枯れても責任もてませんので、自己責任でお願いします。
ユーカリの小さな丸い葉っぱが可愛くて植えましたが、成長が恐ろしく早くて切っても切っても芽が伸びてきますので、今度は大きくならない様に、摘心しながらコンパクトに育てたいと思います。
別の木もコピシングしたのですが、今度はどこの家にもあり、木にも優しい(多分)と思われる木工用ボンドを塗りました。
切り落として葉っぱが一枚も無くなり、もうダメかと思った”シマトネリコ”も芽が出ました。
以前、神戸市西区の大きな有名園芸店に人気の樹木を初めて買いに行って
”シマトリネコありますか?”
と訪ねて店員さんに笑われました (*^▽^*)ゞ
初めて知った変わった樹木の名前から”島・鳥・猫”で覚えていたためそのまま口から・・・
”シマトネリコ”より”シマトリネコ”の方が絶対覚え易いと思うのですが?
今度はきれいな樹形にする為に伸びすぎた枝をこまめにプチプチと切りながら3ヶ月後、ユーカリは成長が早いので、こんなに大きくなりました。
このままいくと1年後には2mほどになりそうです。
2019.6追記
その後のユーカリですが、時々剪定していますが、元気が良すぎて2mを超えてきました。
ユーカリは植える場所をよく考えてからにしないと大変なことになります。
*個人の感想です。
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