ドラム式洗濯機 浮き上がった真ん中のキャップを交換する その2  外れた!

2025年9月4日木曜日

なんでもDIY

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ドラム式洗濯機 真ん中のキャップを交換する その1 からの続きです。

”私、失敗するので”何があっても対処出来るように、手持ちにあるだけ道具を用意してから挑戦。
ネジ穴の削りかすを吹き飛ばすのにカメラ用ブロワー等があると便利です。

せっかく買った100Wもあるハンダゴテですが、今回ハンダゴテは使いませんでした。

ショックドライバーもあればいいかと思いAmazonをのぞいていましたが、洗濯槽の中ではハンマーが撃ちにくそうなのと、万が一衝撃で細いネジが折れたら大変なので今回購入はパス。


まずはバックフィルター取付け板にめり込んでいるネジを取り外しやすい様に、ミニルーターとアリエクで買った安いビットで、ネジ穴部分をネジの頭が完全に見えるまで削り取り、5-56DXを吹き付けて暫くおいてドライバーで回しますが、びくともしません。

手回しドライバー→回らず
インパクトドライバー→ネジの頭を少し舐めて回らず
ヒートガンで温めた後手回し→回らずねじ頭がかなりヤバイ
ヒートガンでかなり温めた後インパクトドライバー→取付板がフニャフニャになりネジの頭を削るだけでもう無理

この段階でネジの頭をかなり舐めてます...
ここにミニトーチを使うのは、取付け板が溶けるか燃えるかなので無理。

ドライバーは無理、このままではバイスザウルスも入らないので、最悪洗濯機入れ替え覚悟でバックフィルターを外します。
取り付け板を手でグリグリ引っ張るだけで簡単に引き千切れました。

やってもーた、もう戻れません!

何時間かかってもネジが外れるまで頑張るか?
1時間頑張ってダメなら、諦めて洗濯機買い替えで家電量販店まで走るか?

”外れへんやんかピー(自主規制)の〇〇!”(かなりパニクってますので)
”こんなとこにこんな小さなネジ使うて、分解する事考えてへんのか〇〇!”(言葉が荒くなってきた)

メーカーのサービスマンなら何かしら作業手順があり簡単に外せるのでしょうが、素人には難易度メチャメチャ高く、もしこの面倒な取付板交換に2万程出すなら新しい縦型洗濯機買います。

真ん中のネジが外せないのでこのまま使えればいいのですが、取付け板が無いと6本のボルトとネジ周りの鋭利なリブのせいで洗濯物がボロボロになりそう...

ダメージジーンズ製造機としてなら使えるけど、これはあかん。
オッサンのゴムゆるゆるパンツなら問題無いけど、たとえ靴下でもコーテマウンジャーの衣類になんかあったらもう大変!洗濯機の買い替えだけでは済みません。
ということで修理は命懸け。

ネジがかなり奥にあり、ネジ穴の周囲には取付け板の残骸が残っているので、この状態では高い5-56DXでも浸透しません。

”このネジ1本のために洗濯機買い替えせなあかんのん?”

最後の手段GB-2001風のミニトーチで炙り、貫通ドライバーでガンガン叩きを何度か繰り返し、バイスザウルスで挟んで回そうとしますが滑って回りません(涙目)。

ガストーチ GB-2001を買った 本物は勿体無いので風な方を使いました。

もう諦めようと思いましたが、ここまでやったので最悪全部バラしてドラムを取り外す覚悟で、さらにトーチで炙り貫通ドライバーで叩いて、バイスザウルスで力一杯捻ると1度くらいほんの少し回りました!

これはいけるかも?

またトーチで炙りバイスザウルスで捻るとクルッと回りました!
コーテマウンジャーの”洗濯機買わなあかん口撃”に勝ったぞ!


必死のパッチで作業している為、作業中の画像はありません。

こんな感じで掴んで回しますが、実際はネジの周りに高さ5mm程のドラムのリブがあり、こんなに横からガッチリと掴めずかなり厳しいです。
恐ろしく固く閉まっていそうな6本のボルトを外し、ドラムを取り出せれば横からしっかり掴めるけど...
もう少し爪先が細くて薄いネジザウルスが欲しい。


外した(引きちぎった)バックフィルター取付け板。

バックフィルター取付け板の裏には洗剤カスがビッシリ溜まっており、この洗剤カスによりドラム本体側の金属が腐食しバックキャップを押し上げていたようです。


溝をホジホジして硬い洗剤カスを取り除いてみました。
随分前に何度か余っていた粉洗剤を勿体無いからと使ったこともあるので、そのせいでしょうか?


タップネジだったので、念の為緩まないようにネジ山部分にネジロック剤を塗布してから締め付けます。
今回モノタロウの底にマグネットが付いたLEDライトが役に立ちました。


無事取り付けできました。

窓のゴムパッキンはカビだらけでもここだけ新品。
乾燥は時間がかかり過ぎて使えない、縦型に比べると汚れ落ちはイマイチ、大物は偏心して注水脱水の繰り返し、フィルター掃除が大変で、分解しないと取り出せない機械内部にゴミが詰まる乾燥機能は使ってないので今まで故障せず。
”故障なしこれ名機”なので、まだまだ持続可能(と思う)がんばれ!


・部品代¥635で修理出来て洗濯機買い替えずに済みました!
 大きなゴミを増やさずSDGsに貢献出来た。

・初めて買ったバイスザウルスで思ったより小さく使えるか心配でしたが、この狭い洗濯槽の中では大変役にたった。今回ネジザウルスで緩めるのは無理だった思います。

・ヒートガンよりも(加熱したら取り付け板が変形しました)ピンポイントでネジだけ加熱出来るミニトーチがあると便利。
・こんな狭い所でもバイスザウルスはしっかり掴んで使える。
・泣きたいほど苦労して頭にきたので、この洗濯機が壊れたら次はHの縦型洗濯機にしようと思った(今は)。
・ドラムまで分解せずに済んだ。

・ネジがあるドラムを取り付けているベース側は金属製なので、数十秒ミニトーチで炙っても溶けたりせず大丈夫そう(万が一溶けても責任持てません、もちろん自己責任です)。

・今回一人で作業しましたが、バイスザウルスを両手で握って回す人、ドラムがクルクル回らないように押さえておく人、二人で作業するとやり易いかも?

・この洗濯機まだまだ使えそうなので、カビだらけの窓パッキン¥5,000程を交換しようという気になった。
・回転物のネジは逆ネジだったりして、知らずに回して困ることが時々ありますが、洗濯機なので右も左も回るので、通常のネジと同じ時計回りに締まります。

・いくらバイスザウルスでも、握力は重要。
・CRC等の潤滑剤を吹き付けてネジの頭を潰さないように(潰しました)じっくりと!

・ネジ山が腐食し脆くなっているので、新しい取り付けネジの締め過ぎに注意。
せっかく苦労してネジを外したのに、締め過ぎてネジ山バカにしたらリカバリーが大変です。
新しいネジを取り付ける時はネジロック剤等を塗布した方が安心。

・10年過ぎて部品供給不可になった頃から動作する”もうよろしいやろそろそろ買い替えなはれタイマー”なのかと思ってしまう。

大きな力がかかる所ではなく10cm程のプラスチック板を止めているだけなので、設計上4mm ネジ頭#2でも問題ないのでしょうが・・・
そもそも取付け板交換を想定していないのか?
修理の現場を知らず、サービスマンからのフィードバックが無かったのか?
それとも買い替え促進の為なのか?

・5-56DXを吹き付けしばらく放置、ミニトーチで炙る、貫通ドライバーでゴンゴン打ち付け、バイスザウルスで捻るを数回繰り返すので、ネジ1本外すのに2時間もかかった。

・縦型洗濯機とは構造が違うので、考えられないところが壊れます。
・ネジの固着防止に1年に一度取付け板を取り外して掃除すると安心出来そう。

・固着したネジを外すのはメチャメチャ大変です、もし自分でやるなら覚悟して!

何をやってもネジが外せない事もあるかもしれない、

ネジを力任せにネジ切ってもうどうしようもない、ネジ切ると泣きます。
面倒なエキストラクター等が必要になりますが、4mmで狭い所なのでかなり難しいかも?

バックフィルター取付け板を取り付けられず洗濯機買い替えの可能性あり、

自信がないなら止めておくというのも大事、取付け板が浮いた状態で洗濯物に穴が開くかも?と洗濯物は一つ残らず全部洗濯ネットに入れてドキドキしながら使い、奥様の大事な服に穴が空いて夫婦喧嘩にならないうちに、早急に次期洗濯機を考えましょう。

取り付け板を外して(引きちぎって)しまうと、もう後戻りは出来ないのでよく考えて取り掛かりましょう。

ご安全に!


外したネジを見ると
バイスザウルスで何度も挟んだので頭はガタガタ。
ネジ山も腐食しているので、手回しドライバーで回そうとしても無理、インパクトドライバーだと浅いネジ頭を舐めるだけでした。

・いきなりインパクトドライバーで回すのは危険!ネジの頭潰れます(潰しました)。

・トーチを使う時は火事に注意。
 ネジ焼いても家焼くな!

同じ事を真似して何かあっても自己責任です。

✖️
・もう2度とやりたくない、これを修理する人は大変だと思います。
・こんな事になるので、溶けにくい洗剤カスの溜まる粉洗剤は使たらあかんと思う。
・バイスをググっていたらDIYで使う工具にしては高いですが、先端の細いKNIPEX スリップジョイントプライヤーツイングリップが良さそうなので欲しくなってしまった。

バックフィルター取付け板が浮き上がる原因と対策をSandyBridgeおじさんは考えてみた
もうドライバーでは絶対回せないネジ
ここにこんな小さなネジはあかんでしょう、大きな頭の#3なら良かったのに・・・

ガッガッとインパクトドライバーでかなり舐め、最後に#2ドライバーでグニュッととどめを刺しました。
#2のドライバーで回しましたが、ネジ山の固着が激しくてネジの頭が無くなっていました。

バックフィルター取付け板のタップネジがコストダウンの為でしょうか?細い4mmではなく、5mmもしくは6mmで頭の大きい#3ドライバーが使えたら、取り外しにこんなに苦労しなくて済んだと思います。

ググってみたらH立は4mmじゃなく5mmでネジ頭は#2じゃなく#3のようで、ドライバーがしっかり入るのでネジの頭を舐める事なく簡単に外れそう。
パナソニックは別売¥55のネジですが、H立は取付板を注文するとネジも同梱されているらしい。

このネジが外れず交換を諦め、新しい洗濯機を買った人もきっといるはず。

バックキャップ取付け板の裏側が矢印のリブが全周にあり、ドラム本体側にも同じ位置にリブがあるのでこの溝に入った洗剤カスの逃げ道がなく、長期間使用するとこの部分に洗剤カスが溜まり続け、溜まった洗剤が本体側の金属(マグネシウム合金?)を腐食させて盛り上がり、取り付け板が裏側から徐々に持ち上げられて、取り付け板が浮いてくるのかもしれません。

こんなん絶対洗剤カス溜まるわ〜

何の為にネジの周りにリブが全周にあるのか分かりませんが、素人考えですがリブに洗剤カスが流れ落ちる切り込みが数箇所あれば、洗剤カスが溜まる事はなく、取付板が浮き上がってくるのを防げたのではないかと思います。

*あくまで個人の感想です。同じ事を真似して何かあっても自己責任です。








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