ロックミシン衣縫人の修理その1 初めて買った5-56DX からの続きです。
内部がよく見えるように外せるカバーは全て外します。
ノートパソコンと違い外装の分解は簡単で、ネジの長さは殆ど同じなので間違うことは無さそうですが、天秤のカバーを外すのにはちょっと悩みました。
モーターのカーボンブラシを交換するには、矢印のマイナスネジを外すだけなので簡単です。
上カバーを外したらこんなの(自動針糸通しというそうです)がガタンと落ちてきました。
この部品を止めていた小さなネジが脱落したようです。
が
取れたネジが見つかりません・・・どこ行った?
コーテマウンジャーはメンテというものを殆ど全くしないので、購入してから一度も外したことがないメスを外すと、かなり汚れていたので綺麗に磨いておきました。
ネットの情報によると、このロックミシンの故障で一番多いのは、このシャフトのカム又はコンロッド(注)の何処かが固着するようですので、動きそうな所全部に5-56DX(注:ただの5-56では無いですDX付きです)を吹き付けます。
赤丸周りの組立を見るとクランク軸とコンロッドはピッタリくっついているので、注油せずにしばらく動かさないと固着するのは仕方がないのかもしれません・・・
注:ミシンの正確な部品名を知りませんので、ここでは車のエンジンと同じコンロッドと呼びます。
ロックミシンのサービスマニュアルなんて持って無いので、取り敢えずあちこちのダイヤルをクルクル 前後に回していたら・・・
はずみ車は全く動かないのに、”送り目&巻きロック切換ダイヤル”を前後にカリカリ回すと、はずみ車を回した時と同じ様にメインシャフトが1/4回転程手前側に回ります。
通常このダイヤルを回してもメインシャフトとつながったはずみ車は回らないはず(多分)。
なんでやねん?
何かがおかしいです。
何度も切換ダイヤルを回して動作を見ていると、左の矢印部分のコンロッドみたいなのが回ってないような気がします。
このコンロッドのような所が固着しているような感じがするので(多分)、手前のクランクアーム?のプラスネジを外そうとしましたが5-56DXを何度も吹き付けても、メチャクチャ固くて回らず無理をするとネジ山を舐めそうなので、この部分の分解は諦めました。
固着部分を先日買ったヒートガンで熱しようと思いましたが、樹脂製アームもあるのでヒートガンは使えません。
ロックミシンだけにロックな修理!
シェケナベイベー!
仕方がないので、ここを重点的に5-56DXを吹き付けプラハンマーで”優しく”コンコン叩きます。
*無理に叩くと壊れます。もちろん自己責任で!
いくらロックミシンだからといってもこんなのでロックにガンガンすると、傷が入ったり、変形したり、カムがずれたり、最悪の場合鋳物なので割れたりして修理不能となり、新品購入で数ヶ月分のお小遣いが吹っ飛ぶ可能性がありますのでくれぐれもご注意ください。
5-56DXの成分がシャフト内部まで深く浸透するのを待つ間にベルトを外します。
このベルトも一度も交換していません。
癖がついて伸びているので交換することにします。
このベルト、コロナの影響でミシンを使う人が増えたせいでしょうか?Amazonでは在庫切れで入荷未定、モノタロウが一番安くて種類が豊富で各サイズ¥300程で売ってます(但し¥3500以上買わないと送料が¥500かかります)。
長くなるのでその3 へ続きます。
↓
*同じ事を真似して何かあっても自己責任でお願いします。
タイミング調整が非常に難しい機械なので、素人が下手に触ると壊します。
*あくまで個人の感想です。
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